スイス自転車・水浴び紀行


1,日程

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8日〜10日11日〜14日


2、道中顛末記

@A8月5日、6日 ジュネーブ374m〜ローザンヌ447m 78q(晴れ)

   
 名鉄岐阜駅、早朝セントレアへ向かいます。荷物は自転車12s、サイドバック(梱包)10s、フロントバック2s、ヒップバック1sです。  名古屋〜成田〜パリ〜ジュネーブという長旅です。空港近くのホリディインエクスプレスエアポートジュネーブホテルに宿泊。部屋で自転車を組み立てました。
   
 国際都市ジュネーブ中心部まで10q、途中でフロントバックのキャリア固定のねじがないことに気づきバイクショップでつけてもらいました。バイクショップへ行くのに3人にききました。フランス語圏ですが英語も通じます。3人目の人はついて来いと案内してくれました。  レマン湖・ローヌ川・モンブラン橋です。水がきれいで透明感があります。観光客も大勢です。思想家ルソーの像が橋左手に、生家も旧市街にあります。
   
レマン湖と大噴水、 泳いでいる地元の人を見て私も泳ぎました。水温は24度くらいで適温です。これより上流はいたるところに水浴場があります。縞々の小魚がいました。  昼食タイムです。この日は異常に暑かったそうで30度、COOPでベーグル、フルーツ詰め合わせ、菓子パン、ミルク、計14スイスフラン〈1500円)で物価は高いですね。
   
 どこへ行っても黄色線が自転車道として確保されていて安心でした。  また暑くて、22−8=14時ころ泳いでみました。水温は23度くらい少し冷たいです。ざっと浴びてローザンヌをめざします。
   
 16時ころのレマン湖の景色、遊覧船は大きな町から出ています。桟橋は飛び込み台です。そういえば対岸はフランス、ペットボトル水で有名なEvian Cityです。  市内には必ずこのような水飲み場があり水を足して走ります。水は冷たく買う必要はありません。買えば500mlで3フラン(300円)です。

 ホテルからコンパスを頼りに市内ををめざす。レマン湖さえ見つかればよい。自転車のフロントキャリアのねじがない。ジュネーブ市内で3人に道をたずねて何とかバイクショップにたどりつく。ローザンヌではGPSマップソースを探すことを決意(友人から借りたが反応せず、1台に1ソースしかだめだ。日本で確認せず大失敗、これがずっとネックになるが前向きに考えるように心がけた)。この日は記録的な暑さだそうで、それでもひなた32度、日陰30度と日本に比べたら涼しい。水はきれいで感動ものだ。標高が380m。ローザンヌYHの
場所を探すのに一苦労、駅前のインフォメーションで市街地図をもらい、YHを確認するが道が複雑、4人目の在住ポルトガル人労働者が仕事用ワゴン車に自転車ごとのせてYHまで5分運んでくれた。まことに感謝、涙が出そうであった。一区画が大きく公園や森があるので簡単にはいかない。到着は19時半。夕食時にはビュッフェスタイルのサラダは、一部からになっていた。メインは豚肉のロースト3枚で十分であった。アイスクリームも多すぎた。YHは同室にフランス人が2人、いずれも仕事で来ての宿泊であった。明日はローザンヌの市街でマップソースを探すぞ。


B 8月7日 ローザンヌ〜ベベィからビューレ方面をめざすがすごい急坂と雨で予定地フリブールまでは無理とわかり折り返す。(標高880m)〜モントルー395m(54q) 小雨〜曇り〜雨

   
朝8時半から〜10時半まで市街地のアウトドアショップでマップソースを探すがものはなく電話注文しか無理と言われ,完全にあきらめる。戻ってローザンヌYHを出発する。  ローザンヌの湖岸のウシー、ここから地下鉄に乗ってマップソースを探しに行った。フランス語でOuchyと書く。英語ならアウチーなので地名読みはかなり難しい。
   
 レマン湖畔は静か、だいぶん時間ロスをしたため泳ぐわけにはいきません。  若者が飛び込み台で遊んでいます。
   
 無料のトイレや脱衣場が整備されているのがスイスの国の豊かさの一つのような気がします。  ベベィまでの景色、ブドウ畑と大邸宅が湖畔にあります。大邸宅はプライベートビーチを合わせ持っています。
   
 ベベィからビューレ方面をめざすが,道に迷い、たずねながら何とか正式ルートへ,ものすごい急坂で 自転車を押す顛末。修正地点の乳牛の放牧。14時半でここでは真夜中になってしまう。雨は強く道路脇を流れ出す始末。
計画修正でモントルーのYHにしよう。雨の中ようやくYHに到着するが何と満室で断られる。「地球の歩き方」にある近くのトラララホテルに連絡をとってもらう。自転車で15分急坂を登りホテル到着。
時刻は16:20べべイに戻ってきました。これからモントルーまで行きますがYHを探すためインフォメーションへ行くことは予定していたが、途中あまりに体が冷えたため、気温19度、途中のマックでコーヒータイム、インフォメーションは閉まっていた。現地の人にたずねながらモントルーYHへたどりつく。

 GPSヨーロッパマップソースを探しにローザンヌのダウンタウンへ、3軒たらい回し?されて結局は通信販売でしか(電話注文)取得できないことがわかって潔くあきらめた。6日目のグリンデルワルトは登山基地であるからあるかもしれないとは思ったがまだずいぶう゛ぇん先のこと。時間を随分無駄にしたと思い11時にローザンヌYH発。13時にベベィ到着、昼食。ここからが厳しかった。山道をあがるのであるが,まず道がありすぎてわからない。たずねた人が違う道を指南してくれた。おかしいと思い、またたずねる。しかし山の中へ入っていくので人は少ない。大工場の事務所に行って聞く始末。雨がどんどん降り出す、急坂で汗はかく、カッパを着て暑いのに気温は19度で冷える。今日は果たして7q先のシェーテル・st・デニスまでがんばるかと自問しながらガスがかかってくる。3日目に風邪を引いては後が続かない。明日も終日雨が降ると聞いている。ここで一大決心。高級リゾートの町モントルーまで行って明日は列車移動でライシゲンに入ろう。フリブールのYHはあきらめ、モントルYHをめざすがあいにくいっぱい、近くのトラララホテル(地球の歩き方から)に宿泊。近くのレストラン Pontで食べた夕食、肉より魚がいいなということで両面を軽く焼いたものリバー(肝)そしてタルトといっしょであると書いてあった18フランものを注文した。タルトの上にケーキのように甘い練り物がのっている。これはスイーツではないかと聞くと料理だという。もう一度メニューを読むとpate de foie gras フランス語foie gras フォワ グラと読み、英語表現も同じであった。フランス語発で全然聞けなかった。今まで食べたといっても2回、昨年日航のダブルブッキングでビジネスシートにまわされたときに機内食出たフォアグラ。アン肝のような少し生臭いイメージがあったが、まったくそれとは異なるもので甘くて,プリンが硬くなったような、そして口の中に入れるととろけるような肝料理であった。地元の人で満席になるようなレストランでこれぞフランス料理と感動を覚えた。コーヒーを頼み22フラン、フォアグラにおいては日本のフランス料理より格段に美味しいと舌鼓をうち、今日のつらいことはすべて帳消しとなった。

8月8日へ続く